- 宝石名
- エメラルド
(EMERALD) - 和名
- 緑柱石
- 鉱物名
- ベリル
- 誕生石
- 5月
- モース硬度
- 7.5~8
- 宝石ことば
- 幸福、希望
- 備考
- 結婚25年記念宝石
【解説】
ルビー、サファイアと共に3大カラーストーンと呼ばれるのがこのエメラルドです。エメラルドが属しているベリルグループは、アクアマリンやモルガナイトなど比較的内包物の少ない鉱物なのに対し、このエメラルドは内包物を多く含む宝石です。
ベリルに含まれる微量のクロムやバナジウムがエメラルドの美しいグリーンカラーの起源になっているのと同時に、内包物を含みやすい性質の宝石へとさせているのは、引き込まれるような緑色を発色させる代償でしょうか。主要な産地としてはコロンビアが有名で、良質なエメラルドを多く産出します。
内包物の入り方や色、輝きなど他の宝石とくらべて特徴に個性があらわれるエメラルドはその特徴を愛でて楽しむことができる奥の深い宝石で、ジュエリーを愛する人たちの中でも人気の高い宝石です。
【エピソード】
エメラルドが宝石として使用され始めたのは、紀元前2000年~3000年前ともいわれており人との付き合いがとても古い宝石です。世界三大美女にも挙げられるクレオパトラもこのエメラルドに魅了され、エジプトにたくさんの鉱山を所有し、エメラルドに包まれるように毎日を送っていたと伝えられています。その後クレオパトラ鉱山が伝説ではなく実在していたことが確認され、調査した結果かつてエメラルドが採掘されていたことも判明したのです。